【人物設定】 石田三成、石田正澄

史実・ゲームを基にしていますが、あくまでも当サイト内での設定です。

石田三成　（１５６０～１６００）

官職：治部少輔（じぶのしょう） 通称：佐吉、さっちん、治部、殿 自称：俺 武器：鉄扇 外見：凍りつくほどの絶対的な美貌の主。 　　　　色素の薄い髪は無造作に放置。 　　　　視力が弱く目つきが悪い。 　　　　それなりに身長はあるが、　女性と見紛う程に 　　　　華奢な骨格のせいで小さく見られがち。

石田村を治める土豪・石田正継の三男坊（但し長男は早世）。古くは京極氏に連なる被官の家柄とも言われており、生家は立派な構えの屋敷だが、その暮らしぶりは一切の無駄がなく質素。 育った環境故か、贅や家名、権力への執着が薄く、清廉潔白にして無欲。この時代に於いては紛れもない変わり者。 生まれて間もない頃に母を亡くした。 類稀なる才知を秀吉に見出されて仕官。戦での後方支援と政治手腕で驚異的な出世を遂げ、豊臣政権の筆頭奉行、秀吉の秘書とも言える地位にまで上り詰める。 沈着冷静で高慢な策略家と思われがちだが、純粋で直情的な理想家。加えて、自負心が非常に高い自信家。 頑固で融通が利かず、本音と建前の使い分けの出来ない不器用な性分。それ故、彼の周囲は敵味方にくっきりと分かれる。 一度懐に入れた人物に対しては心の限り尽くし、裏切りる事も見限る事も出来ない。しかし表現が不器用で誰に対しても常に気を張り強がってしまう。非常に脆く、好いた相手が自分から去っていく事を恐れている。 また、頭は良いが根は素直で、心を許した相手の言う事は簡単に信じる。それと同時に、不安定な心を抱えている為、彼を慕う人から見ると非常に危なっかしい。 一言で言ってしまえば難しい人。 類まれな美貌と華奢な体つきがコンプレックス。前線に出る機会に恵まれなかった為、周囲はあまり気付いていないが、意外にも力は強い。 酒と色事にはめっぽう弱い。 また、生まれながらに胃腸も弱く、事あるごとに体を壊す。そのくせ負けん気が強く無理をしがちで、すぐに寝込んでは、幼いころは家族を、今は側近や友人を心配させている。

調べ始めて、初めて抱いた感想は「ピュアな人」。 私的な事には激しく無頓着だと良いと思う。 一般的には次男ですが、正澄さんの項で触れている一説を採用した為、このサイトでは三男。 穏やかな父と兄を見て育った弟は、言いたい事を押さえていると感じており、その反動で本音と建前の使い分けができない子になっちゃったんだと妄想。 生まれる間際、母が死に瀕した末に生まれた子だったという逸話から、家族に無茶苦茶可愛がられて育ったと妄想。 生まれた時代が早すぎた官僚。でも現代に生まれていても、清廉潔白ゆえに政界からは嫌われていたと思う。不憫。 残紅葉の句が好き。 散り残る 紅葉はことに いとおしき 秋の名残は こればかりぞと  繊細だ。でも直筆の石碑は達筆すぎて読めないよ！ （「石田三成 残紅葉」で検索すれば出てくると思います）

石田正澄　（１５５６～１６００）

官職：木工頭（もくのかみ） 通称：弥三（やぞう） 自称：僕 武器：双刀 外見：弟と瓜二つの顔に、穏やかな笑顔。 　　　　背中まで伸ばした艶のある髪は、ゆるく結われている。 　　　　背は弟より僅かに低く細身だが、その弟が極端に 　　　　華奢な為、兄の方が長身に見える。

三成の4つ年長の同腹の兄。父に似て穏やかな気性の主。 幼い頃から体の弱かった弟を心配し、何かと世話をやいてきた。 当の弟からは鬱陶しがられているが、そんな様も可愛くてしかたない生粋のブラコン。 細々と暮らしを守り続けてきた地方豪族ということもあり、芯は強くとも物腰は柔らかい。幼い頃から父のそうした姿を見て育ったせいか、誰に対しても丁寧語で喋る癖がある。 弟の事を「佐吉君」と呼び、弟に対してすら丁寧語。 誰にでも穏やかに接するが、誰も懐には立ち入らせない。 ぱっと見の印象は逆だが、弟が弄られＭなら兄は小悪魔Ｓ。 穏やかでにこやかだが、気性は激しく性格はどす黒い。それを隠し通すあたりが非常にタチが悪い。 吉継とは似た者同士、何か通じ合うものがあるらしい。 （三成本人は、なんだかんだと言いつつも兄も父も好きで信頼しており、不在がちな佐和山の城代を任せている）

この人の為にこれを立ち上げたと言ってもいい（何 wikiで調べたら、正澄・三成の二人とも「正継の次男」になっていた。どういうことだ。 （正澄＝次男、三成＝三男で、長男は三成が数えで13歳の時に亡くなったという説もあるらしい） 家族間ですら権力の奪い合いが横行していた時代で、父が息子を、兄が弟を支えた石田家は非常に稀有。 （弟が兄を支えた例はあるけども。秀吉とか） 生き様や周囲、環境がやたらと派手な弟とは比べるまでもなく、父と比べてもイマイチぱっとしないお兄ちゃん。たぶん権力にこだわりがなかったと思われる。家族そろって、いい意味でプライドがない。そのあたりは似たもの家族。 父・兄と弟で旗印が違うのは、親子兄弟そろって家柄に拘りがなかったから？と思わなくも。